きっかけは、今のままだとうつになり、ゆくゆくは自覚することなく自殺にまで及んでしまうのではないかいう不安があり、自殺予防のためにどこかすがれるところはないか、というものでした。重い病を患い、落ち込み、気づけば自殺サイトを見ていて、実行すれすれの日々でした。

一方、少しでも状況改善ができればという思いもあり、水戸で、カウンセリングや精神科などを探していました。その中に、山口先生のホームページを見つけ、勇気を出して電話しました。

ここまで至るのにどれくらい時間がかかったかはもう思い出せませんが、随分悩んだことだけは覚えています。多分、カウンセリングまで受けるなんて人生終わりだとか、カウンセリングに対する偏見や思い込みがたくさんあったんだと思います。

あまりにも内容が重くて、親兄弟、友人にはもう話せないし、もう聞いてもらえないのではないかという精神状態まできていて、専門家なら言葉を選ばずに話せるし、秘密も守ってもらえるということから勇気を出して訪ねました。

最初のころは、とにかく聞いてもらえる安心感をいただき、自分の中のカウンセリングへの偏見や警戒が少しずつ解けて行きました。そして、内容は「なんで私が病気になるんだ」とか「周りの人間や環境が悪いからだ」とか、うまくいかないことを全部周囲のせいにしていました。単なる愚痴です。

とにかく先生は、ずっと聞いてくれていました。私が自分で気づき、自分で考えられるようになるまで。また先生は、こうしたらいい！と考えを押し付けたり、強引な展開はしないところもとてもよかったです。今に至る間に、長期入院も経験し、その時にはメールを送り続けさせてもらい、そのことによって直接セッションが受けられなくても、読んでもらえているんだと安心が保たれました。

いつ頃から変わったのか思い出せませんが、カウンセリングを受けようと思い始めた動機が
自殺予防だったのに、今では日々どういう心構えでいれば楽しく生きられるかというものに
変わりました。生きていることが楽しいのです。今ある状況は自分で作っているのだと納得し、その状況をまずは受け入れ、では、どうしたらよいか、と建設的に物事をとらえることが出来るようになってきたのは、先生のところに通うようになったからです。

現在も自分の中の軸がぶれたりして、うまくいかないこともありますが、丸ごと受け止めて、きちんと生きる。そのために、これからも先生のセッションを受け続けたいなと思っています。私の体験談を読んでくださっているあなたが、もし今、カウンセリングを受けるかどうか迷っておられたら、ぜひ、その迷いを抱えたまま山口先生に相談してみてください。とても大きな素敵な一歩を踏み出せることになると思います。

茨城県水戸市在住 30代女性 会社員